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太平洋戦争1(昭和16/1941)
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作詞 岡本一平
作曲 佐々木俊一

貴方に服 買わしょ
父さんに服 買わしょ
真っ平御免よ 新体制だ
質素にしょ
そんなら服屋へなぜなぜ行った
あれはランラララン
あれはランラララン
作りはしません
ランララランと継ぎ当てに

貴方に飯 食わしょ
父さんに飯 食わしょ
真っ平御免よ 新体制だ
節米にしょ
そんなら食堂へなぜなぜ行った
あれはランラララン
あれはランラララン
御飯は食べない
ランララランとパン食べに

貴方に お八つにしょ
父さんに お八つにしょ
真っ平御免よ 新体制だ
間食せん
そんなら三時にどちらへ行った
あれはランラララン
あれはランラララン
お八つはしないよ
ランララランとスポーツに

貴方に酒 飲ましょ
父さんに酒 飲わしょ
真っ平御免よ 新体制だ
時間外
そんなら徳利をなぜなぜ下げた
あれはランラララン
あれはランラララン
いささか御神酒を
ランララランと神棚へ
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作詞 武田葛
作曲 佐伯自助

戦いに今日も暮れ行く
眠らんと草の葉敷きて
思い出づ
母の背は温かなりき

日の丸も富士の高嶺も
仰ぎしは母の背なりき
思い出づ
母の背は円やかなりき

母の背に育ちし子等の
外つ国にありとは知らず
思い出づ
母の背は柔らかなりき

大君の御為に散れと
母が言 常に忘れず
幻の母 仰ぎ明日も進まん

作詞 大村正雄
作曲 八州秀章

ハァ北はシベリア
南はパラオ
中を取り持つ
中を取り持つ日の出島
ドンと来てネ
パッと散るネ
海は水兵さんの心意気

ハァ男伊達なら
荒海越えて
見せてやりたや
見せてやりたや大和魂
ドンと来てネ
パッと散るネ
海は水兵さんの心意気

ハァ散るも散らすも
御国の為に
波に任せた
波に任せたこの命
ドンと来てネ
パッと散るネ
海は水兵さんの心意気

ハァ朝日輝く
太平洋
進む浮き城
進む浮き城堂々と
ドンと来てネ
パッと散るネ
海は水兵さんの心意気
作詞 佐伯孝夫
作曲 飯田信夫

泥に塗れた戦闘帽に
摘んで翳した野の花ならば
仇に散るなよいつ迄薫れ
花と兵隊先陣だ 先陣だ

弾の音する荒野でさえも
花や可愛いや笑って咲いた
まして故郷今日この頃は
月見草など
咲くであろ咲くであろ

土の色した野末の空に
望む城壁瓦の波よ
敵が潜むかあの町辺り
汗と油の進軍だ進軍だ

七日七夜の露営の朝
拝む日の丸瞼に熱い
花を翳して一番乗りの
手柄立てるぞ突撃だ 突撃だ
作詞 穂積久
作曲 清水保雄

浮き立つ調べ 粋な音に
胸のすくよな撥捌き
声も弾んだ二上がりの
さても勇まし三味線軍歌

翳した扇 日の丸の
模様晴れ晴れ舞い姿
今日の門出に誠心を
込めた一差し 振りの手の
嬉し祝いの三味線軍歌

盃注して酌む酒に
大和桜の頬の色
手柄龍田の紅葉より
赤い襷の色映えて
目出度目出度の三味線軍歌

三筋の糸の音も締めて
護る銃後の花女郎
戦地の御空に届いてと
願う思いの勘所
ほんに手柄か三味線軍歌
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